こんにちは。
スウェーデン移住に向けてサンボビザ取得中のなーひーです。
先日、きのこ狩りに行ってきました!
「スウェーデンの森にきのこ狩りに行ってきたよ〜」なんて、自分で言っておきながらなかなかメルヘンチックだなぁなんて笑
今日はその時の様子を。
【目次】
スウェの夏のアクティビティ きのこ狩り
実は、スウェの夏のアクティビティとしてきのこ狩りはすごく人気なんです。
一番狙いやすいものはchanterelle、日本名でアンズタケと呼ばれるそうです。
特徴は、真っ黄色の見た目と、名前からも想像できるあま〜い香りです。
このきのこが人気な理由はたくさんあります。
・黄色が目立つため見つけやすい
・太陽を好むため、暗く湿った森の中に入る必要がない
・毎年同じ場所で生息するため、一度見つけると狙いやすい
・山道脇すぐ横で見つかりやすい
・色や形がユニークで他のキノコと混同しにくい
・スーパーで高価格で売られている
などなど。日本でいう筍のような存在ですかね。
ちなみにこの間スーパーを覗いて見たんですよ。
そしたらなんと599クローナ/kg(約8400円 2024年7月現在)で販売されていました。
これは見つけた時の喜びも倍増です笑
また、基本的にはこの子達を探すのですが、周りにはたくさんブルーベリーもなっているんです。
キノコよりも見つけやすく、ピッカーを用いれば簡単に収穫できてしまいます。
そのため、大人はもちろん、お子さんも楽しめる山のアクティビティです。
スウェーデン人たちの知恵
このきのこ狩りに誘ってくれた友人曰く、キノコが見つかる場所は他人に絶対に教えないんだとか...笑
来年も全く同じ場所で収穫することができることが大きな理由です。
人気が高い分、知れ渡ってしまうとすぐになくなってしまうんでしょうね。
なんだかみんなそれぞれ小さい秘密を守っている様子が真剣に見えてかわいかったです。笑
また、自然を尊重し完全に収穫してしてしまわないことも暗黙のルールです。
見つけたのは自分たちですが、その前にありがたい自然の恵みです。
来年も恩恵を受けるために
・小さすぎるものは収穫しない
・根っこを残して収穫すること
をみんな徹底して守っていました。
スウェーデン人の自然に対する素敵な考え方
友人に、きのこ狩りをする上で入っちゃいけない場所、とってはいけないものなどはないのか尋ねたところ素敵な考え方に出会いました。
この国では、「自然を誰かが所有しているという考え方をしない」そうです。
例えば、国立公園の花でも気に入れば積んで帰っていいし、誰かが所有している小さま島でも上陸して自然を楽しむことは良しとされています。
もちろん、独り占めや他人の迷惑になる行動、その島にある人の所有物を勝手に使ったり壊したりするのは厳禁です。
しかし、自然そのものは誰が嗜んでも問題ないという考え方は、他の人を信頼・尊重した結果起こりうる行動だなと考えます。
自然は「私たちが」楽しんでいいもの、守っていくものという主語になった途端に、自分の行動に少し責任を感じるようになりました。
スウェーデンが環境問題に積極的な瞬間を少し垣間見た気がします。
おまけ キノコパスタとブルーベリーパイ
とってきたアンズタケとブルーベリーはそれぞれパスタとパイにしてありがたくいただきました!
アンズタケのパスタは香りを存分に堪能できるように塩胡椒のみでシンプルに味付け。
クリームのまろやかさと鼻に抜けるアンズタケの甘い香りを楽しめるよう、ソースの絡みやすいパスタと一緒に。
バジルを乗せると香りだけでなく彩りも楽しめますよ!
ブルーベリーパイは、スウェーデンで人気のレシピを友人に教わりました。
ブルーベリーにジャム用の砂糖をまぶして容器に入れます。
その上に生地を乗せるのですが、パイ生地ではなくオートミールを使うのがこっちの主流だそう。
さらに、そのオートミールよりも多くのバターを使用するため、結構緩めの生地です。
焼き上がったらバニラソースと一緒に召し上がれ。
自分たちでとるブルーベリーはスーパーで売っているものよりも格段に美味しく感じました。
今日はここまで。
少しでもスウェーデンの夏について知っていただき、楽しんでいただけたら幸いです:)