こんにちは。
スウェーデン移住に向けてサンボビザ取得中のなーひーです。
「スウェーデンって福祉がしっかりしてて幸福度が高いで有名なあの国だよね?」
友人に移住のことを話した時に言われた言葉です。正直私もそのくらいふわっとしか理解していませんでした笑
ということで、そのくらい強い印象を与えるこの事実が実際のところはどうなのか、考えてみる時間にしてみます。
※文献を参考にしながら「私の考え」をまとめている記事となります。
自分の中で他国との違いについての理解を深め、日本のいい点・改善できる点を考えやすくするための一意見です。
捉え方は人それぞれなので、ある一個人の考え方を覗いて楽しむ程度にご一読ください:)
【目次】
スウェーデンは幸福度が高いって本当?
幸福度に関する要因は様々なものが挙げられ相互に深く関係し合っていると思いますが、今回はスウェーデン・北欧諸国の特徴である福祉国家であることに注目しながら考えてみます。
結論をいうと、
- 強固な基本的支援が充実していること
- 幸せを自分の価値観で評価する国民性
が高い幸福度に導いていると考えます。
政府機関のHPによると、2024年度政府予算(予想)は以下のグラフのようになります。
家族世帯と子供の経済的安定や教育・学術研究への投資割合が高くなっています。
人口ピラミッドの形から、労働人口が多いため、日本との違いが出ることは当然ですが、支援の徹底の仕方にも特徴があります。
例えば、子供の教育費です。
有名な話ですが、大学までの授業料、大学入学申請費用はかかりません。完全無料です。
必要なのは、教科書代や、学生自治会入会金(希望者)くらいです。
また、社会人を経験したのちに学び直したい人たちも同じ条件で教育を受けることができます。
費用も時間もかかる「教育」へのアクセスは基礎的で重要な期間であるにも関わらず、自身の生活と両立する上でハードルが高い傾向があります。
そのため経済的困難を理由にその夢が絶たれることが少ないという事実は、国民の自律性・主体性を育む要因の一つと言えるでしょう。
ここで、心理学理論でも有名なマズローの欲求5段階説に当てはめてみましょう。
挑戦に対しての経済的支援が整っていることは第2段階の欲求を、
知識を得て新たな環境(企業、学校、地域社会)に身を置き、成果を残すことは第3・4段階の欲求を満たせます。
そして、自律性・自主性が高まると自分が満足できる自分になるよう行動し始めるため第5段階、高度な欲求へアプローチできます。
この時の特徴として、他人との比較で優位性を感じる方法ではなく、自分がどう思うかを素直に感じ自分の価値観に当てはめる方法で幸福を得る傾向があります。
経験談 住んでみて考え方が変わったこと
「今を楽しむ」という本当の意味を肌で感じ、将来への焦りがなくなりました。
振り返ってみると、日本に住んでいた時の自分は「何がしたいのかわからないのはいけないこと」と気づかないうちに自分を追い込んで勝手に焦っていた気がします。
将来やりたいこと・なりたい自分は?どうしてここを選んだの?
生きていることに意味付けができないと幸せではないと言われているような質問が飛んできて、答えられない自分に焦りを感じていたんだと思います。
ただ、その質問のおかげで自分の現状を把握することができたのも事実です。
そこから自分の身を置く環境を変えようとあの時の自分にできる選択、海外に飛び出すことを選びました。
その結果、スウェーデンという国の「毎日の小さな幸せを大切に生きる」新しい価値観・習慣に触れました。
言葉で聞いただけでは自分のものにするのは難しいです。
百聞は一見にしかずですね。笑
未来の自分が楽できるように、今を殺して毎日努力する今までの環境から、
多くを求めず今の自分にできること、すでにあるものに幸せを感じられる環境に身を置けるようになったのです。
伝えたいことは、海外にいこう!ということなんかではなく、今の自分にできるレベルでいいから一つだけ行動を変えてみようということです。
少しずつ、ゆっっっっくり時間をかけている人たちがたくさんいる環境もあるんだよってことです。
もしそれが難しく感じるなら、1人でやらずに誰かを巻き込んだり巻き込まれたりするのもありだと思います:)
今回はここまで。
今日は主観強めに書いてみました。海外経験者の一意見として楽しんでいただけたら幸いです:)
参照: